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お盆のフチに添わせて
写真をご覧いただくと、お盆のフチに添わせて彫っているのがお分かりでしょうか?
茎の根元が、少し離れた所にちらりと、さり気なく彫ってあるのが粋です。
丸盆は、円の中にワンポイントで模様を彫ることが多いので、このようにフチの近くに模様をつけることは、少し珍しいかもしれません。
沈金は、鑿(のみ)で彫りますので、フチの近くは彫りにくいということもあります。
フチに添わせることで、萩が風に揺れる様子が、やわらかく表現されています。
沈金萩―線彫り
葉っぱや茎の線が、軽やかにのびのびと彫られています。
沈金は、きれいに仕上がった塗りものに、刃物で彫っていく失敗のできない緊張感のある作業です。
線をよく見ると、伸びやかで豊かな表情が感じられるのも、沈金の見どころの一つです。
萩の葉っぱ
萩は、漆器ではよく描かれる代表的な模様のひとつです。
沈金でも、蒔絵でも、葉っぱの部分は色々な表現の仕方があります。
こちらの萩の葉っぱは、三種類の彫り方で変化をつけています。
線彫りの葉と、金色の葉と、線彫りして中を素彫りしたものです。
金色は、金箔をちりばめています。
線彫りして中を素彫り(金を入れないで彫ったままの状態)にしたものは、少しグレー色の葉っぱになっています。
ベーシックな黒塗りに、沈金で秋の七草の萩を彫った丸盆です。
尺は、約30.3cmです。
丸盆では大きめのサイズで、実用的です。
秋の風に揺らぐ萩を、ふわりと彫っています。
尺は、約30.3cmです。
丸盆では大きめのサイズで、実用的です。
秋の風に揺らぐ萩を、ふわりと彫っています。