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蓋の蒔絵 葡萄
たわわに実った葡萄の重みに、枝がしなっています。
細い蔓は自由に、のびやかに描かれています。
葡萄の文様は、古くから世界中で愛されている、縁起の良い吉祥文様です。
豊饒(ほうじょう)をあらわし、たくさんの実をつけることから
子孫繁栄の象徴とも考えられています。
葡萄の葉
葉脈ごとに、金の濃いほうから緑の濃いほうへときれいにグラデーションがついていますが、蒔絵の「はきかけ」という基本的な技法です。
金粉をはきかけて濃淡をつけます。
白く見える部分は銀粉です。
側面
重箱は上段が浅く、下段が深くなっています。
深さを変えてあるのは、使い勝手の配慮とともに、見た目にもすっきりとした印象になるからです。
工芸では、重ねるものは、下段にいくにつれて深くすることで、全体の見た目のバランスがよくなるという法則があります。
コンパクトでも容量はしっかりあります
取皿は正方形ですので、方向を気にせず収納できます。
写真左手前が上段(浅い)、写真左奥が下段(深い)です。
重箱にはそれぞれに、洗いやすいT字の仕切りが付いています。
必要に応じてお使いください。
長方形でシャープなかたちですが、取皿4枚も付いて、家族のお正月にぴったりです。
蓋は、「押面(おしめん)」といって、かどの所が少し斜めになっています。